究極のオモロサイトVS至高のオモロサイト(後編)
(初稿:2000/11/06・改変:2003/02/17)


  遂に決戦の時がきた。まずは「究極のオモロサイト」から。
  GIANT CHOP
駒岡 まずはこのサイトから見ていただきます。その名のとおり、ジャイアント馬場とドリフ中心の版画を置いてあります。個展も開くほどの腕前をすべて笑いに向けているなど、「究極のオモロサイト」にふさわしいと思います。
審査員A ほうっ!!これは素晴らしいっ!!
審査員B 銅版画でバカ殿とは!!
審査員C カミナリ様シリーズがいいねえ!!
審査員D ところどころ真剣さがうかがわせるとは紙一重だよ!!
  どろパレス
駒岡 つづいては「どろパレス」です。
唐山 なんじゃこの地味なトップページは?
谷村 これが「究極のオモロサイト」かい?
小泉 こりゃただの手抜きじゃないかっ!!
富井 駒岡っ!!
駒岡 心配いりません。地味なサイトがたちまち「究極のサイト」に変身しますから。
大原 なんだこれは?
唐山 売りません?
小泉 あ、この占い!駄菓子屋で売ってるやつだな!
板山 駄菓子屋!?
京極 まあまあ、あれこれ詮索する前にまず見てみんと………。
大原 うおお………これは………!?
富井 これは面白い!面白いですな!!
谷村 あらゆる小ネタとバカテキストが合わさってとても味のある世界を醸し出している!!
審査員E これは単なるオモロサイトなんてもんじゃない!!
審査員F 主菜に値するよ!!
  安堵の表情を浮かべる雪崩式新聞の面々。
栗田 (余裕たっぷりで憎らしいぐらいだわ………。あの表情から駒岡さんのサイトをどう感じているか読めないわ………。)
週刊タイム つづきましては帝国新聞の「至高のオモロサイト」です。
  Toshi−B’s image Factory
里原 自称インチキCG漫画家のToshi−Bさんのページです。普段は美麗CGを描いておられるのだが、今回は特別に裏ページの方をとりあげさせていただいた。関西ノリで馴染みやすく、素直に笑っていただけるだろう。
  アフレコ劇画
里原 次に劇団ファントマの伊藤えん魔殿のページの1コーナーであるアフレコ劇画を見ていただこう。季節によっては味が落ちるが釣りバカなど脂ののった作品は、もう一度見たくなるであろう。
  ジイメンス?ザコシショウインタァネットヨイショ
里原 元吉本の元祖テンション芸人G★MENSのサイトである。残念ながら、2002年の11月に解散となってしまったが、ザコシショウ氏はピンで活動を続けている。少々アクが強いので、初めての方や外国の方には、きついかもしれないが……。
  一同沈黙が続く。
審査員C これはすごい!!
審査員B 「究極のオモロサイト」も面白いとおもったがこれにくらべるとパワーが無い!!
審査員F この「アフレコ劇画」の釣りバカネタのシュールさはどうだ!!
京極 わしはこのG★MENSいうんをはじめてみたが、なんという世界を作ってるんや!?
審査員E またこのToshi−Bの関西のベタなノリのマンガもすごい!
唐山 まさにこれこそ至高の笑い。
京極 勝負はついたっ!
栗田 どうして………どうしてなのっ!?アフレコや4コマなんてありふれた笑いのはず………それなのにどうしてっ………!
  満場一致の中、唐山陶人先生が立ち上がった。
唐山 待て。この判定に、わしは不満がある。
里原 陶人先生………?
唐山 確かに今のは雄山の勝ちじゃ。しかしそれは審査員がパワーがあって、シュールなものが好みだったからじゃ。それに全部プロの芸人や劇団員のサイトじゃ。もしこれで駒岡がプロのシュールなサイトを選んだらどうなるか?
帝国新聞一同 えっ!?
嶺山 唐山先生、それはおかしいでしょうっ!
唐山 なあにがおかしいもんか!里原のようなサイトばかりだとプロばかりでつまらん!しょぼいサイトも入れてくれい、「究極のオモロサイト」なんじゃろが!パワーがあるか、シュールかどうかだけで勝負を決めるなんて、つまらんわいっ!
里原 よろしい、ではプロを使うなりシュールにするなり好きにするがよい。
  そして後日再対決の場が設けられた。
駒岡 ではさっそく見ていただきます。
  平成維震二軍
唐山 あひいっーっ!!すごいよこれはっ!!
京極 この間より数段オモロいで!!
審査員C おかわりくれーい!!
大原 駒岡ーっ!!やったぞーっ!!
小泉 これは「至高のオモロサイト」より面白いぞっ!!
栗田 この間のに比べるとシュールさが全く違うわ。それに比較にならないほど自然体で………。
京極 そうか、分かったでっ!!これはある意味真面目やし、笑わそういう雰囲気がないからやっ!!
駒岡 はい、俺は以前からオモロサイトには「ここはオモロいでっせ!!」という雰囲気は余計だと思っていたんです。自分から言うなと思うし、冷める。だが「笑い」という先入観にとらわれてそれをどうこうしようとは考えつかなかった。要は「笑い」という概念から逃れてしまえばよかったのです。それで今回はその不必要な雰囲気が無いものを選んでみました。やはり素材がいいのなら、こうしたほうがよかった。
里原 ぬう………。
審査員D それに里原先生とは違って、このサイトはプロレスネタがある。
審査員F それがいいんだよな!
駒岡 プロレスネタを入れてやることで笑いも引き立ちます。よいサイトであれば、プロレスネタを入れることでその真価が十分に引き出せるのです。特に犬軍団MIXなどの動画が、さらに引き立てています。
審査員A うむ、プロレスネタのことまでかんがえると、このサイトの方が上ですな!!
  喜ぶ雪崩式新聞一同。
審査員E ただ、紙面に発表されたもの同士の比較では「至高のオモロサイト」の方が上だったので、週刊タイムは、これまでの過程を書いて、結果的に引き分けとされるとよいと思います。
唐山 ふむふむ、そして雪崩式新聞では、この「平成維震二軍」を改訂版として発表することを望みたいな。
大原 承知しました!
週刊タイム ありがとうございました。これで素晴らしい記事が出来ます。
  −エピローグ−
大原 ま、しかしこれでホッとしたが………。毎回これではたまらんな。
谷村 厳しいですね。
大原 だが、駒岡くんはよく頑張ってくれた!
駒岡 でも今回は、本当は俺の負けです。
栗田 ほんとね、将棋で待ったをしてやり直したのと同じですものね。
京極 誰が見ても駒岡さんの負けや。
駒岡 なんだよおっ!みんなどうしてもっとやさしい心になれないのっ!?
  一方、車中の里原と唐山。
唐山 礼を言うよ。おまえのおかげで駒岡の面目が立った。
里原 奴のことで、先生に礼を言われる筋合いはありませんよ。
  里原のその表情を見て微笑む唐山。
里原 ふ……士郎めが……

究極のオモロサイトVS至高のオモロサイト(後編)
−完−